日曜日、一人暮らしをいいことに、外出の予定がない場合はかなりの確率で家から一歩も出ずに終わることが多いです。何週間かぶりの掃除や片付けを終わらせると、テレビの前のソファに陣取り一歩も動かなくなってしまいます。
何を考えるわけでもなく、特別内容を楽しみにしているような映像を見るわけでもなく、ただただ夢と現実を行ったり来たりするだけ。日常から切り離して、時間を意識することもなく。
外が暗くなったらなんとなく夜になってしまったことに気付きます。そこで漸く晩御飯は何を食べようか、お風呂に入らないと、など日常に戻ったことを考え出すのです。
決して無駄な1日ではないと思います。
何かを楽しむこともしない、没頭することもない、ましてや仕事なんてもってのほか。ただただ何もしない時間に身を任せる。頭の中の掃除ともいうべきでしょうか。自宅の部屋にも書類や娯楽品などはありますが、掃除をしないとそれらが雑多となります。頭の中も同じで、すべき事、楽しい事も掃除をしないと雑多になります。次に何かをしようとしても、どこに仕舞えば良いかわからないのです。
しかし、新しく考え事をしない限り、人間の頭は自動で掃除をしてくれます。しかし一晩では足りないのです。ひと月に一度は、何も考えずに、何もすることなく頭の掃除をしている意識すらすることなく、ただただぼーっとする。瞑想というほど崇高なものではありません。ただただ気の向くままに寝たり起きたり、飲んだり座ったり、何も考えない。
それが自分の体に対する、一番のご褒美なのではないかと、最近思うのです。
知り合いの人(写真を撮っています。)